インスタで発信しているのに、フォロワーがなかなか増えない…
公式LINEの登録者数がぜんぜん増えない…

投稿頻度、ハッシュタグ、プロフィール文。思いつく限り手を入れても、フォロワーは横ばい。そんな状態の発信者さんは多いと思います。

私の答えは1つです。伸びない原因は、ほぼリーチ数の不足。

順番を間違えてはいけません。リーチが出て、はじめて次の改善策の扉が開きます。

逆に言えば、リーチが足りない状態で保存率やプロフィール文をいじっても、ほとんど意味がありません。

この記事では、私が実際に運用してきた教育系アカウントの数字を出しながら、リーチが出ない原因とその潰し方を書きます。

1万回再生を境に、公式LINEの登録が週20〜30名から100名超に動いた話も含めて紹介するので、ぜひ参考にしてください!

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もくじ[ タップで開閉 ]
  1. 1伸びない原因はリーチ不足
  2. 2リーチが出ない3つの原因
  3. 3増えない原因はコンセプト
  4. 4打ち手は投稿数と横展開
  5. 5今すぐのチェック項目

伸びない原因はリーチ不足

「投稿の質は悪くないはずなのに、なぜ伸びないんでしょうか」

原因を細かく分けたい気持ちは分かります。ただ、私は最初にリーチ数だけを見ます。

インスタグラムの場合、リール投稿のショート動画がもっともリーチの出る場所です。フィード投稿の画像とは、届く量の桁が違います。だから見るべき数字は、シンプルにショート動画のリーチ数・閲覧数になります。

分母が小さいと届く前に失速

なぜリーチを最優先にするのか。理由は、分母が小さすぎるからです

たとえば1本300回再生。この300人の中に、自社の商品を本当に必要としている人が何人いるでしょうか。おそらく、ゼロか1人です。

つまり本当のターゲットに知られる前に、リーチが失速している状態です。この段階で「保存率が低いから改善しよう」と考えても、母数が小さすぎて判断材料になりません。

改善策を評価するにも、まず届く量が要ります。

目標は1本1万回再生

では、どこを目指すのか。まずは1本1万回再生でいいと考えています。

ここを超えると景色が変わります。実際に支援したクライアントのアカウントで、こんなことが起きました。

普段の公式LINE登録は、週20〜30名。それがショート動画がバズった週は、週100名以上に跳ね上がりました。LINEの導線も配信内容も、何も変えていません。変えたのはリーチだけです。

状態1週間の公式LINE登録変えたもの
通常週20〜30名
バズった週100名以上リーチ数のみ

私の体感では、1万回再生を超えたあたりから、リーチが増えるごとにLINE登録も増えていきました。ほぼ比例します。

ただし条件が1つあります。公式LINEで紹介する商品やサービスに関連する動画でバズった場合に限ります。ここは記事の後半で詳しく書きます。

数字の条件について
上記は教育系事業者1社・同一の公式LINE導線で観測した数字です。実施時期と商品名は非公開とします。業種や商材が変われば数字も変わります。絶対値ではなく「リーチだけを変えて登録数が動いた」という因果の部分を参考にしてください。

300回再生でも諦めない

ここまで読んで、手が止まった方もいると思います。「うちは100〜300回再生で止まっている。1万なんて遠すぎる」と。

大丈夫です。100〜300回再生が続いていても、何をやっても無駄という状態ではありません。

私の経験では、冒頭を変えるだけで再生回数は1万、10万と変わります。同じテーマ、同じ人が話していても、です。実際に最大300万再生まで伸びた動画もありました。1ヶ月半・15投稿でフォロワー7,000人になった教育系事業者A社のアカウントです。

300と1万の差は、実力の差ではありません。設計の差です。

リーチが出ない3つの原因

では、なぜリーチが出ないのか。私が見てきた範囲では、原因は3つです。しかも潰す順番が決まっています。

リーチが出ない3つの原因と潰す優先順位を示した図解

原因1:ショート動画がない

大前提、ショート動画を中心に投稿していないアカウントは伸びません。

画像のフィード投稿ばかり作っている事業者さんは、かなり多いです。作り慣れているし、時間もかからないからでしょう。

ただ、いまのインスタグラムでリーチが発生しやすいのはリール投稿です。フィード投稿の画像で戦っている限り、届く量の上限が低いままになります。

画像投稿のみでフォロワーが5万、10万といるアカウントは、ほぼ間違いなく2015〜2000年の間に伸びたアカウントです。

(instagramでショート動画が投稿できるようになったのは、2000年から)

土俵が違う、という話です。ここを変えないと、他の改善は効きません。

原因2:冒頭2秒の切り口

次が冒頭2秒の引きつけです。

ここで扱うのは、動画のテーマ・切り口・ナレーションといった言語情報になります。つまり「見続ける理由」を、言葉でどう提示するか。

視聴者は2秒で判断します。この動画を最後まで見る価値があるか。切り口が凡庸だと、そこで離脱します。

私が意識しているのは、視聴者が冒頭で「自分ごと化して参加できるか」です。あるあるネタが伸びるのも、「これ私も感じたことある」と参加できるからでした。

逆にやってはいけないのが、冒頭で対象者を名指しすることです。「〇〇の方へ」と言った瞬間、それ以外の全員が離脱します。切り口の作り方と、告知をどこに置くかは別記事にまとめました。

原因3:冒頭0.1秒の映像

最後が冒頭0.1秒です。こちらは映像・視覚情報のみの設計になります。

2秒の話とは明確に別物です。ナレーションも切り口も関係ありません。画面を見た瞬間、目に何が飛び込んでくるか。それだけの話です。

たとえば `10⁰ = ?` のように、見た瞬間に読めて、でも即答はできない状態。これが強い冒頭でした。逆に図や文章題のように、読むのに時間がかかる映像は沈みました。

この0.1秒の設計は、それだけで記事1本ぶんの内容があります。詳しくはインスタグラム集客のコツは0.1秒で決まるにまとめました。

3つの原因を潰す順番
  • 原因1:ショート動画を出しているか(土俵の確認)
  • 原因2:冒頭2秒に見続ける理由があるか(言語情報)
  • 原因3:冒頭0.1秒で何が映っているか(視覚情報)

増えない原因はコンセプト

ここまでとは別の相談も、よく受けます。「再生数は伸びたのに、フォロワーもLINEも増えない」というものです。

これはリーチの次の問題です。そして原因は、十中八九アカウントのコンセプトにあります。事業の言葉でいえば、ポジショニングです。

再生数・フォロワー・LINE登録のどこで詰まっているかを切り分ける図解

投稿とプロフィールの不一致

具体的には、バズった投稿の内容と、プロフィール文・アカウント名・過去の投稿が連動していない状態です。

視聴者の動きを想像してみてください。動画がおもしろかった。だからプロフィールを見に行く。そこで過去の投稿を眺めて、フォローするかどうかを決めます。

このとき、動画とプロフィールが別のことを言っていたらどうなるか。「この人をフォローする理由」が見つかりません。だから離脱します。

一貫性がない、とはそういうことです。

流行りネタでは増えない

分かりやすい例が、踊ってみた系や流行りネタです。

みんながやっている企画に乗れば、一時的に再生回数は増えます。ただ、それでフォロワーが増えるかというと、増えません。

理由は単純です。バズった投稿のニーズと、発信者のアカウントが一致していないから。集まったのは流行りネタを見たい人です。運営者さんの発信を求めている人ではありません。

再生数だけを目的にしない
再生回数は手段であって目的ではありません。商品と無関係なネタでリーチを取っても、事業の数字は動きません。この場合に必要なのは投稿の改善ではなく、アカウント設計のやり直しです。

一貫すればLINEも伸びる

逆に言えば、ここを揃えれば話は早いです。

アカウント設計から煮詰めれば、投稿の伸びと比例して、フォロワーもLINEも伸びます。前半で書いた「週100名以上のLINE登録」も、商品に関連する動画でバズったからこそ起きたことでした。

実際、インスタグラムを入口にした受験指導の講師個人アカウントでは、フォロワーが1,600人から5,000人に増えました。3ヶ月です。ここでもインスタグラムは単体で完結せず、公式LINEと販売までつながる線路の一部として機能していました。

リーチが出ないなら投稿の設計を、リーチは出るのに増えないならアカウントの設計を疑う
詰まっている場所が違います。

打ち手は投稿数と横展開

原因が分かったところで、具体的な進め方を書きます。私がおすすめしているのは、次の3ステップです。

まず20〜30本出す

最初にやることは、ショート動画を週2〜3本のペースで、20〜30投稿です。

1本の完成度を上げることより、試行回数を確保することを優先します。20〜30本出せば、どれか1つは再生回数が伸びる動画が出てくるはずです。

逆に、5本や10本で判断するのは早すぎます。当たりを引く前に手を止めているだけ、というケースが多いです。

もう1つ補足があります。伸び方は、投稿直後に決まるとは限りません。投稿の1週間後・2週間後に、序盤の動画まで遡って再生され始めることがあります。初速だけで判断してやめるのは、いちばんもったいないパターンです。

伸びた1本を横展開

当たりが1本出たら、次はそれを起点にします。

その動画を切り口として横展開する、という進め方です。テーマの方向性、冒頭の見せ方、尺。伸びた要素を分解して、別のネタで再現します。

ここでゼロから新しい企画を考える必要はありません。すでに市場が反応した切り口を持っているのだから、それを使い倒すほうが効率的です。

届かなければ企画から

20〜30本出しても1万回再生に届かない
そのときは投稿の改善ではなく、企画そのものを疑ってください。

厳しい話になりますが、20〜30本出して1万回再生を1度も超えなかった場合、そもそも需要のない発信をしている可能性が高いです。

このときに冒頭の見せ方を微調整しても、結果は変わりません。必要なのは企画からのやり直しです。誰に向けて、何を発信するアカウントなのか。ここを組み直します。

判断材料が20〜30本ぶん溜まっているので、やり直しの精度は上がっているはずです。無駄にはなりません。

今すぐのチェック項目

最後に、自分のアカウントを診断するためのチェック項目をまとめます。上から順に確認してください。

  1. 直近1ヶ月でショート動画を何本出したか — 画像投稿ばかりなら、ここが原因です
  2. 1本あたりのリーチ数はいくつか — 1万回再生に届いているかを基準にします
  3. 冒頭2秒に見続ける理由があるか — 切り口・ナレーションを見直します
  4. 冒頭0.1秒に何が映っているか — 読むのに時間がかかる映像になっていないか
  5. 伸びた投稿とプロフィールが連動しているか — 再生は出るのに増えない場合はここ
  6. 紹介したい商品と投稿テーマが関連しているか — 無関係なバズは事業の数字を動かしません
この記事のまとめ
  • 伸びない原因は、ほぼリーチ数の不足。改善の順番を間違えない
  • 目標は1本1万回再生。ここを超えると公式LINEの登録まで動く
  • 100〜300回再生でも、冒頭を変えれば1万・10万に変わる
  • 再生は伸びるのに増えないなら、原因はアカウントのコンセプト
  • 週2〜3本×20〜30投稿で当たりを1本見つけ、そこから横展開する

数字が動かないとき、人はつい細かい改善に向かいがちです。ただ、扉の順番は決まっています。まずリーチ。話はそれからです。

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